Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)は小学生のハートを鷲掴みすることができるかも。今までの据え置き機の発売日と比べてみると年末商戦まで期間が一番長いので口コミで売れそう。
いよいよ3月3日に発売される Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)ですが、現在のところ、売れる売れないの賛否両論が入り乱れておりどのような反応になるか気になる商品の一つです。
先日、村上春樹の新刊が発売して一週間後にまた社会現象になりえるものが立て続けに発売されるのもたまたまとはいえ、なんだか珍しいですね。
前回の据え置きハードであるWii UがスマッシュヒットしたWiiと比べて期待値が低く、発売後も独特のUUなので、ソフト開発も盛んにおこなわれず結局発売から4年程度でスイッチに交代する運命になりました。
今回の発売は以前まで恒例だった年末商戦を外しての登場です。据え置き機の発売日で比べてみると以下の通りです。
- Nintendo Switch 2017年3月3日
- Wii U 2012年12月8日
- Wii 2006年12月2日
- ニンテンドーゲームキューブ 2001年9月14日
- NINTENDO64 1996年6月23日
- スーパーファミコン 1990年11月21日
- ファミコン 1983年7月15日
こうして比べてみるとニンテンドースイッチが任天堂が出した据え置き機の発売日の中でもっとも年末商戦に遠い発売であることがわかりました。
大人にも注目されている任天堂スイッチですが、私が気になるのは、小学生の子供たちにどのように受け入れられるのかが、気になります。
このタイミングでの発売だと一年でゲーム機が一番売れるクリスマス商戦に間に合わないのではないかと単純に考えてしまいますが、直近のWiiやWii Uに比べて、年末商戦まで半年以上時間を空けることによって、持っていない子供たちにアピールできる期間になり、もしかするとちょうどいい期間なのではないかと思います。
発売時にスイッチを持っている子に楽しさを普及してもらい、口コミを広げる作戦かと思われます。一緒に遊んでしまうとどうしてもほしくなりますよね。
初代ファミコンも口コミやTVでできる手軽さがウケて、大ヒットした経緯があります。もしかすると原点回帰の作戦ともいえるかもしれません。
また、Wii Uでは売り上げを倍増させるキラーソフト不足が大きな問題となっていました。ここも推測ですがスイッチでは年末までにゲームソフトの点数を充実させることにより、ある程度、キラーソフトがそろった状態で年末商戦に挑むのかと思われます。
現段階で今夏発売予定の「スプラトゥーン2」がWii Uと同様にNintendo Switchのフラッグシップ的存在になると見込まれています。
Wii U版のスプラトゥーンは国内で150万本以上売れているようです。
そうなると、夏にスプラトゥーン2と合わせて本体を買った客層にも年末に魅力的なゲームソフトを仕掛けることで、ソフトの売り上げも合わせて上げることができる可能性があります。
なので、ニンテンドースイッチの真価が問われるのは発売時の初動だけでなく2017年年末までの9か月が勝負ということが言えると思いました。
それでは今回もこれでお開きです。
※関連記事