ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

書店員

2020年代の本屋は知識、知恵を魅力的に伝える本屋が残る!【元書店員が考えてみた】

スポンサーリンク // 本屋不況は相変わらずです。 私が、書店業界を去ったのは2015年の春のことでした。それから、約4年経って、変わったことといえば、、、 本に限らず、メディアの影響力が減退したことだと思います。 Twitterの登場で2010年くらいから、メ…

【LittleStaff】本屋専用ファンクラブサイトサービスが始まります。良サービスなのでぜひとも拡散を!

スポンサーリンク // little-staff.hatenablog.com 個人書店を支援する新たなサービスを立ち上げようとされている方がおり、素晴らしいサービスになるのではないかと思いましたので記事にさせていただきました。 それが、ワンコインから参加できる本屋限定フ…

Amazonインスタントストア終了。2017/10/27でサービス終了しました。作った本屋も店じまいします。

スポンサーリンク // このブログでも使用していたサービスAmazonインスタントストアが2017/10/27をもってサービス終了してしまいます。 以前、下記記事で書いたように好きなAmazonアソシエイトサービスを申し込み済みの場合、簡単に自分のお店を持つことがで…

書店員だった頃、鼻血に染まった絵本を出されたことがある話。

スポンサーリンク // 出オチですが、このレアケースを経験したことがある書店員は少ないのではないかと思い書いてみました。 小型店舗で勤めていたときのことです。いつものように店内で作業(たしか品出しだった気がします)をしていた時、「すみませーん」…

【元書店員解説】本屋にあるイスに座って本を読むことはどこまでが許容範囲なの?

スポンサーリンク // 最近の書店はベンチを置いている店舗も増えてきました。さらにそこから発展してカフェ併設でイス、テーブルを置き、購入前の商品を「座り読み」をしてもOKだよというスタンスが書店のスタンダートになりつつあります。 しかし、長年書店…

【Amazonが出版社と直接取引】元書店員解説。Amazonが書店業界革命をまた起こして、本を安くて早く買える商品にしようとしているようです。

スポンサーリンク // anond.hatelabo.jp 元書店員としては正直、Amazonには徹底的にやってほしいと思いました。現在まで書店で扱う本の価格は書店が値付けをすることが許されず、出版社、取次(問屋さん)、書店が三位一体で一冊の本の利益を分け合い、皆で…

「バーゲンブック」「アウトレットブック」は本当に新品なの?なぜ書店では商品が割引されないのか元書店員が解説してみた。

スポンサーリンク // よく、閉店セールをするお店はたくさんありますが、なぜか本屋さんでは閉店するときにはそういった割引セールなどはなく、気が付いたら、ある日閉店してたなんてことがあると思います。 書店では閉店など特殊な事情以外でも基本割引セー…

【元書店員の考え】書店のPOPは一つのメディア。今、リアル書店で必要な演出は「偶然を装うこと」だから、そのツールとしてPOPは非常に優れていると思った。

news.nifty.com スポンサーリンク // この記事の中でカリスマ書店員として有名なさわか書店の田口幹人さんが今の本離れの減少についてこう語っています。 「用がなくても何気なく書店に行って、思ってもみなかった本を買う。そういう経験をしたかたは少なく…

【図書館・書店】新刊に追われる図書館を維持するくらいなら、エンタメ特化の図書館を新しく作ったらどうかと元書店員が考えてみた。

// 「本」メディアの一つとして、最新の情報を発信する役割と恒久的に残る情報を残す2つの役割のあると思います。 雑誌や書店に並ぶ各種新刊などは前者に、図書館に並ぶのが後者にあたると私は考えています。 書店と図書館が違うところはその部分にあると思…

書店で給料が上がらない方へ。その独特な商売の知識を使って、独立本屋を作って日本を変えたくありませんか?

// 書店は昔から給料が低く、「35歳限界説」という給与と体力から見て割合が合わず、転職してしまうということが昔よりささやかれています。 なぜかというと、粗利益が書籍では約20%しかなく、出版不況と言われ始めて約20年のうちもどんどん売り上げが下が…

行きつけの本屋を持つということのメリットを元書店員が考えてみた。

// ネットが普及する前の書店は情報を得るためのメディアとしての側面もありました。現代ではネットにその座を譲ってしまったものの、まだまだ雑誌、書籍発信のブームメントは現役だと思います。 日本の年間新刊点数は8万点を超えており、年々増加している傾…

図書館に新刊を置くことがなぜ反発されているのか。書店や作家は目先の利益を考えず、無料で新刊をいろんな人に読んでもらうことで長期的な宣伝になることを考えたほうがいいと元書店員は思う。

// 最近、図書館では利用者の要望に応えて、注目されている文芸書や文庫新刊をたくさん仕入れて、無料の貸本屋みたいなことをしており、それはどうなのかということが数年前から話題になっています。 何故かというと、発売間もない新刊が書店で発売されてす…

元書店員がAmazonインスタントストアで自分の本屋さん作ってみた。

// 上記バナーからサイトを見ることができます。以前から、自分が目利きした本を紹介してみたいと思っており、Amazonインスタントストアというサービスを使ってサイト作成してみました。 Amazonインスタントストアはとても簡単で、自分でオリジナルにカテゴ…

【本の見せ方】書店員がやっている「棚づくり」とはいったい何なのか。→棚を整理して一冊一冊の本を見やすくしているのです。

書店には毎日膨大な量の本がお店に届きます。店員同士で手分けをして毎日それらを品出しをしています。棚担当の書店員の大きな仕事として、「棚をつくる」という業務があります。これはただ、棚に注文した商品を陳列していくのではなく、一冊一冊の本を棚に…

【売れる本の見つけ方】書店員の時に売れる本がわかるようになったきっかけを振り返ってみた。書店員にはシックスセンスがあるんだぜぃ。

未だに「書店員的感」が残っています。現場から離れてもう一年以上経ちますが、趣味の読書をするために本屋に行くと、表紙を見て、「あ、これ売れるな」っていうレーダーがいまだにピコンと立ちます。 // 私が最初に書店員になったのはアルバイトがきっかけ…

元書店員が自分が理想の本屋を作るとしたら、妄想してみた。

お題「自分の本屋を作るとしたら」 10~20坪くらいで一人でひっそりと新刊本屋やってみたいですね。最近はやっている独立系の本屋は東京、大阪、京都、福岡など都市部に集中しているイメージがあります。私の地元は北海道です。北海道は札幌でも新刊本屋の独…

【2017年本屋大賞】のノミネート作品が出そろっている時期ですね。元書店員として印象に残っている本屋大賞受賞作や思うことについてなどなど

www.kinokuniya.co.jp 毎年、ノミネート発表が1月中旬で4月に発表される流れの本屋大賞(本屋大賞 - Wikipedia)が注目される時期になってきました。 今年のノミネート作品は以下の通りです。 >i [ 西加奈子 ] >暗幕のゲルニカ [ 原田マハ ] >桜風堂ものがた…

大型書店店員、専門書担当社員の一日。地味で暇そうに見える書店員、意外に動き回っているんですよー

// ~書店員の一日 専門書担当の場合~ 8:15 出勤 事務所開錠、事務所PC、レジ、立ち上げ。8:45 朝便荷物あける おおよそダンボール10箱くらい9:30 アルバイト社員含めて朝礼10:00 開店10:05 自分担当ジャンルの品出し ブックトラック、台車2~4台分 ↑…

読書時間ゼロが問題って言ってるけど、本屋に行って本買うのは面倒なので、スマホでの情報収集は読書にならないんですか?

// 今の時代、読書時間が減少しているとただ、データを切り取っただけで言われ続けていますが、現代ではやることが増え、特にスマートフォンが普及してからより読書に割く時間が減っているかと思います。少し古い記事ですが、こんなことを見つけました。 www…