ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

【1冊の本を読む方法】書店員の読書方法、本の読み方のコツ、楽しみ方を紹介します

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僕の読書量は年間100冊程度だと思います。正確に数えたことはないので推定です。読書をしている多くの方々から比べると、多い方ではないとは思います。

また、僕はどちらかというと、小説や漫画は年間5冊読めばいいレベルで読みません(笑)

何を読んでいるかというと、ビジネス書、実用書などノウハウが書かれている本や、人文(心理学や歴史など)、理工、経済(社会学など)、新書、文庫などのノンフィクションである本が主体です。

速読をすることができないので、本の字を追うスピードもそれほど速くありません。

では、どのように年間100冊以上読むようにしているかというと、自分が知りたいところだけ、要点を読むことをしています。

すべての文字を追わないで、読書するようにしています。

 

今回は、書店員だった僕が忙しい中でも1冊読むコツ、楽しみ方を紹介します。

 

目次

 

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本を読む前にざっと、最初から最後まで目を通してみる

本を読み始めるときにざっと、最初から最後までパラパラと目を通すようにしています。

どのようなことが書かれているのか、面白そうなトピックはどれかなど、全体をゆるく把握しておくことで、1冊を読破することができる可能性が高まると思います。

最初に本全体の内容に目を通しておくことで、今の自分にとって興味がある情報やトピックが全体の文章の流れでどのように紹介されているのかという点で読むことが出来ます。そのため、自然と知りたい情報が頭の中に入ってきます。

 

気になる項目から読んでみる

本全体に目を通したときに、気になる項目(トピック)があったら先に読むこともあります。気になる項目から目を通したあとに、最初から順に読み始めていきます。気になる項目を読むと、やっぱり楽しいです。

最初から順に読み始め、時間や気分、集中力に限界を感じ、それでも読みたいと思った時だけ、飛ばし読みをするようにします。

 

一冊を読み切ろうとしない

その本の中で自分が欲しい情報を手に入れたら、その本は本棚にしまう様にしています。
今は気にならなくて、読まなかった項目も、何年もたったある日、急に思い出し、初回で読まなかったトピックを読むということが多々あります。

読みたくなるきっかけは様々です。

例として、ニュースを見ていて、あるワードが耳に入り、その本のことを思い出してもう一度読み始めることが僕はよくあります。
以前は読み切っていなくても、思い出した本を数年ぶりに読むと、1冊読破するということがあります。

一冊を読み切らなくても、その本は、自分の中で勝手に情報のインデックスされて思い出すようになるのだと思います。

 

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多読を恐れない

1冊の本を読んでいるときに、飽きが出てきたら、まったく違う内容の本を読むようにしています。そうしていると、気づいたら何冊か多読状態になるかと思います。一見すると「読み散らかして、中途半端」な印象になりますが、そのことを自分に対してとがめない様にしています。

多読状態にすることは、仕事がある日など、余暇の時間が少ない時に有効です。多読は、その日の気分で読みたい本を読むという環境づくりにもなります。

1日が終わり、脳が疲れているときに「どの本を読もうか」という意思決定は自分が思っている以上に負担になることがあります。また、疲れすぎてて、本を選ぶことすらおっくうになっているときに適当な本を読み始めることができるので、本を読むことのハードルが下がります。

疲れているときって、ついスマホいじって終わり!ってなることが多くなりますが、本を読むハードルを下げることで、本に手がいくようになります。

 

集中力がないときは、気になるワードだけ読むようにする

仕事で疲れ切っていて、集中力がほとんどないとき、一文字一文字を追ういつもの読書は相当つらいものがあります。

そういうときは、気になるワードだけを追っていく読み方をしています。

たとえば、わかりやすい本の場合、重要なワード、伝えたいことが太文字で表記されていることあります。その太文字だけを読むだけで、なんとなく情報として、頭に残るようになります。

また、慣れてくると、太文字表記がない本でも、重要なワードをページの中から自然に見つけることができるので、そこだけ読むようにします。

そうすることで、集中力がなくても最低限、知りたいことを知ることが出来ます。

 

本は自分が気になったところだけ読めばいい

多くの人にとって本が飽きてしまう原因は、几帳面に最初から最後まで全部読まなくちゃいけないと思っている人が多いからだと思います。

自分が欲しい情報さえ、読めちゃえば、その本1冊読んだのと同じだと僕は思います。

 

もっと、スマホでブログ見るみたいに、本も自分が読みたいところをさっと読むことを心がけると知識の幅がそれだけでも大きく広がっていくと思います。

 

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