ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

「親より稼げない」と思う20代は会社なんか辞めてしまい、自分の腕で稼げる方法を探そうぜ。

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若者の○○離れと口をそろって言っている軍団はいったい何なのでしょうか。
正直、私も20代の一人として「親より稼げる自信はない」と思っています。現在の20代の親は大体バブル世代に該当します。
そのあとの就職氷河期や失われた20年に入りますが、バブル世代の親はおそらく給与面では現代より良い水準を維持できた世代なのだと思います。
その給与水準で育てられたので肌感覚として親より稼げる自信はないなって思ってしまいます。

正直、企業にしがみついている限りは親より稼ぐことは難しいのではないかと思います。普通のサラリーで暮らしていて感じることです。(そんなこと思うならエリートコースいけばよかったじゃんというのはまた別な話です)
今の20代もギリギリで「一億総中流」と呼ばれていた時代の感覚で育っているわけですから、子どもの時に描いていたのは「普通に働けば普通に暮らせる」という感覚が残っています。しかし、そんな価値観が中学、高校くらいの時から崩壊しているのもなんとなくわかり、いざ、社会に出てみると大した手取りではなく、諦めつつもあと少し増えれば昔思い描いたような中流の暮らしができるのにと思ってしまいます。

学生時代まではリアルに感じなかった収入と労働のギャップを前世代より厳しい状態で受け止めているので諦めてしまうのも納得してしまう感覚です。

今の30代は就職氷河期中流になるための切符でもある正社員の椅子取りゲームをし、職に就けるかの不安に駆られていましたし、20代より下の世代である現代の10代はAIに仕事を取られてしまうのではないかと心配している人が多いというデータもあります。

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結局はお金を稼ぐという行為を「企業に就職する」ということに依存した考えしか持っていないから上記のような悩みを抱えてしまうのではないかと思ってしまいます。
悩むくらいなら、企業にしがみつくことなくお金を得る方法を自分なりに作ってその悩みを吹っ飛ばすのが一番得策ではないかと思います。

結局、現代の企業はなんでもかんでも図体ばかり大きくなりすぎました。大きくすることで一つの部門が不調でももう一方の好調な部門でカバーするという護送船団方式で企業体を守ろうという戦略でしたが、それも20年間のデフレやIT化によって古い方式であることが証明されました。

こんな守りしかできない図体のでかい会社(中小企業も含みます)なんかに身を置いて、低い給与で暗い未来しか見えない状態で奴隷のように働いていたらそれは「親よりも稼げない」だとか「AIに仕事を取られる」だとか暗い悩みしか出てきません。

ここまで書いて私が思ったことは「不満があるなら会社辞めて自分の腕で食える方法を探せ」の一言になります。

この言葉、そっくりそのまま、自分に返したいと思います。

それでは今回もこれでお開きです。

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