ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

「小商い」お店版フリーランスのかたち?自分のスタイルで商売をすることについて考えてみた。

最近、「小商い」という仕事のスタイルが注目されています。

「小商い」とは従業員を持たず、自分ひとりまたは数人で行う商売のことです。小さなお店や移動販売など店舗を持たず、もとから持っている自分の技術や知識、得意分野を生かし、少ない投資で適量の売り上げ(自分が納得して生活できる金額)でお店を運営するスタイルを定義するようです。

 

フリーランスの働き方と違うのは自分でお店を持つというところで違いがあります。

少し前に流行った「1万円起業」と似たような考え方ですよね。1万円起業ではネットなどを駆使して困っている人を助ける事業を始めて成功したなど、どちらかというと人と人をつなげる仕事の作り方の実例が紹介されていました。

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主な例としてこういったものがあるようです。
・移動販売(カフェ、一点ものの飲食店、雑貨販売など)
・一点ものの販売(素材にこだわったパン、数量限定のケーキ販売など)
・自分がやりたい演出を突き詰め、内装、テーマが凝っているお店(アンティークショップやカフェ、雑貨店など)
・低予算に抑えている(家賃、販管費などを極力抑えている)
・無理をしない働き方をする(週休3日や売り切れたらその日は閉店など)

こういった例を見ていると商売の原点である「対面販売により、質が良いものを提供し、自分が暮らす分だけ稼ぐ」ということが徹底していますね。
一時はシャッター通り商店街と揶揄されたくらい、個人商店にとって逆風が吹いていました。しかし、2010年以降ミニマリストブームなどで個人で運営する雑貨店やカフェが増えた気がします。
また、昔に比べてSNSなどネットサービスが普及し、自分の存在を発信しやすく、多くの人に知ってもらえる環境が整ったのも大きいかと思います。現に多くの小商いに分類されるような方々は20代から30代が多く、ネットを活用し集客することができているようです。
※参考サイト

monstar.ch

これからの世の中は大きな企業でがむしゃらに頑張ることよりもこういった自分でやりたいことを突き詰めて、独立開業する方がどんどん増えていきそうです。
独立して自分の適量で働き、自分のスキルに似合った対価が得ることができるというのはどんなに素晴らしいことかと思います。
成功するしないなどはまた別な話ですが、昔より確実に夢や自分のミッションは叶えやすくなっていますね。

それでは今回もこれでお開きです。

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