ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

日本でデジタル化が進まない理由は「変わらないことが素晴らしい」と思っていることだと思う。

戦前までの日本人には変革者が一定数いて、その一定数が戦後日本を支えました。

 

自動車であったり、家電であったり、その多くは「生活が変わることによって、人々を楽にしてあげたい」といった志が高いイノベーターばかりでした。

 

もちろん、戦前でも「変わらないことが素晴らしい」と思っている層は一定数おり、その組織の集団が旧日本軍であり、大本営であったことは間違いありません。
結局、日本軍内での派閥争い、既得権益を守る方ばかりに思考がシフトしていた愚将と呼ばれた方々によって日本が敗戦し、多くの人命を奪う結果となりました。(この辺の話は各自で調べて!)

 

そして、現代。

また、このような既得権益を守る層が官民ともにはびこってしまっているのが残念ながら事実です。

一番の問題は「変わらないことが素晴らしい」と思っている層は上級層ばかりではなく、庶民の多くの人が抱いているのも日本の今の問題だと私は思います。

だからこそ、業務のデジタル化が進まない。
若い者が意見を言うのは経験、実績を積んでからだ!とオッサンの思考丸出しにも関わらず、自分は効率的なデジタル化を勉強せずにIT化が進んでもFAXを使うなど、今までのことに何ら疑問に思わない人ばかり。

それがつみかさなって日本のGDPが先進国で最下位になっていることを理解すらしていないのが頭の弱い人が多すぎるように感じます。

自分の若いころはとか、美徳を振りかざす前に目の前の現実をみてくださいといいたいところです。

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