日本人の気質ってなにと思って、謙遜=我慢=集団心理なのかもしれないと歴史背景を勝手に想像してみた。
まず、謙遜。
次に、協調性。
整理ができる。
細かいところまで妥協しない。エトセトラ・・・
このあたりが日本が賞賛されているところと思っている日本人の気質でしょうか?
今回クローズアップするのは、謙遜する文化。これは、元をたどれば、わびさび(わび・さび - Wikipedia)から来ていると思います。本来、わびさびはそれぞれ、別の言葉ですが、現代では比較として、くっつけられています。意味は以下の通りです。
・わび 「貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」
・さび 「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」
本来は不足したものに心を満たすことと豊かなものをおずおずと感じられる美しさのスピリッツをもとに謙遜という美徳が生まれたのでしょう。
しかし、現代ではわびさびを勘違いして、我慢が美徳、周りと空気を合わせるなどなど、そういったことが美徳であり、個を否定する風潮が強いですよね。
少しでも、日本人の常識にずれたことをすると、すぐに多数につつかれて、笑いものにする。そして、学校、社会に蔓延するいじめ(いじめ - Wikipedia)が発生してしまいます。
これらは明治維新以降150年にわたって構成されてきた、日本人の新たな気質でもあると思います。列強と肩を並べるために徳川幕府に代わってできた大日本帝国では軍国主義(軍国主義 - Wikipedia)を採択し、統制力を作った歴史も、現代の日本人の気質に影響しているでしょう。また、戦時中の統制によるプロタガンバで形成した同調圧力により、集団主義が心に根付いた状態で、復興し、高度経済成長に入っていきました。
結果、謙遜=我慢=集団心理という怖いスパイラルに入ってしまったのではないのでしょうかと思うわけです。
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