ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

バスでの移動は安全とは思えない。。。鉄道はATSなどでなにか起こってもすぐに止まるけど、バスは運転手次第で暴走するから怖い。

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かつて深夜での長距離移動といえば、寝台列車などの鉄道がメインでしたが、この20年ですっかりその役割を深夜便の高速バスに明け渡してしまいました。
バスタ新宿ができたのがその象徴ともいえると思います。
深夜便の高速バスがヒットした最初の理由が、鉄道よりも格安で同じような所要時間で移動することができることが大きいかと思います。

上記の記事でもあるように、最近では定員数を少なく設定する代わりに車内で居住性を上げて、付加価値を高めたバスを導入することが流行りになっているようです。
このようなバスはサービスレベルを上げ、付加価値をつけることにより、通常の高速バスより高めの料金設定にしているみたいです。

しかし、個人的な意見としてバスは高速網が発達した現代では一番安い交通手段としては優秀ではありますがどうしても安全面での疑念が払しょくされません。
バス以外にも車全体として言えることが、安全技術が未熟な点です。
長年、車の安全対策といえば、ドライバーの技量に依存するものでした。システム面では衝突した際にどれだけ生存率を高めるかという衝突を前提としたことが設計上の安全対策となっていました。近年になってようやっと追突防止装置の実用化や自動運転の技術の実用化が見えてきましたが、いまだに安全対策の大部分を占めているのはドライバーの安全意識という技量の部分であることが安全に対する不安要素を作ってしまっています。
鉄道や飛行機はよっぽどのトラブルがない限り、安全に運転、運航ができるようにシステム化されています。
鉄道の場合は運転手が一定時間応答がない場合は電車が自動で止まるシステム(ATS)が新幹線はもちろん、在来線にも搭載されています。また、衝突防止のための仕組みや電車、線路の設備の点検などは一定期間で決められた通り整備されています。

飛行機についてもエンジンが一つ壊れてももう一つのエンジンで最低ラインの飛行がすることができるようになっていたり、オートパイロットで離陸以外のことはすべて間違えなくコンピュータが操縦するようになっています。

それに比べてバスは運転手一人のドライビングスキルによって安全が左右されてしまいます。また、体調管理についても日本の制度ではバス会社の運行管理者が体調不良やアルコールの有無を確認することになっていますが、運転手が乗務中の突発的な体調不良には対応することはできません。

運転手がハンドルを握っている途中で発作のような突発的病気に運転手がかかってしまった場合の安全対策が現状まったくありません。

 そのようなことはめったに起こらないとは言え、私は心配で仕方ありません。(運転手を信用していないわけではありません。もしものときに対応することができないシステム的欠落が心配なのです。)
私の場合、そういった不安があるため、バスか鉄道で選べる場合は多少高くても鉄道を利用するように心がけています。

バスにこそ、ルートが決まっているところを走る車であるので、自動運転をするAI化、または生体認証して、運転手が意識を失ったとかそういった事態が発生した場合は自動で、路肩に停車するシステムを一刻も早く導入して欲しいと思います。

今回もこれでお開きです。

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