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ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

クルーズトレイン乗ってみたいけど、乗れないからどうしてブルートレインからクルーズトレインに進化したのか考えてみた

 

2013年JR九州の「ななつ星 in 九州」から鉄道の旅もただ豪華設備だけを売るだけではなく、スタッフによる最高のサービスと体験を売る共感型の列車、クルーズトレインと呼ばれるものが、今年からJR東日本の「四季島」JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がそれぞれ運航開始予定のようです。

 

www.jreast.co.jp

twilightexpress-mizukaze.jp

 

www.cruisetrain-sevenstars.jp

 

いずれも、今までのブルートレインなどの寝台特急との違いは、あらかじめ周回コースを決めていることと、シニア層を意識した高級志向であるということです。つまり、豪華車両とツアーパックを合わせたような売り方になっています。

また、乗務員も一流ホテル並みの接客スキルをつけているスタッフが一緒になり案内するところも今までの寝台特急との違いになります。

 

こういった最高のひと時を作る「感動共感型サービス」は2010年代のトレンドでもあります。

振り返ってみると、日本の寝台列車は時代のトレンドに合わせて進化していることが見て取れます。

ブルートレインの誕生(ブルートレイン (日本) - Wikipedia
1958年に青色の寝台特急が登場し、総称として「ブルートレイン」と呼ばれるようになりました。当時の長距離輸送シェアは圧倒的に鉄道移動が多く、最初のブルートレイン「あさかざ」も東京-博多間の寝台特急としてデビューしています。
コンセプトは走るホテル。
当時としては珍しい空調が完備されており、近代的な食堂車の併結、客室の寝台もきれいなものであったため、人気を博したそうです。

・大量輸送時代
その後もブルートレインの車両は同じ外見でマイナーチェンジを繰り返して行きます。1960年代後半には、ほぼ全国に広がりました。しかし、昼夜の特急列車は人気がすざましく、毎日のように定員満数で輸送するようになります。しかし、夜行列車専用の車両ばかり作ってしまうと昼間は普通の特急として運用ができず、ひっ迫している状態なのに効率的ではありません。そこで登場したのが583系(国鉄583系電車 - Wikipedia)という寝台を天井に収納することで昼間は普通の特急として夜は寝台特急として運転できる効率重視の電車が登場しました。この電車で運用効率を高めたそうです。

・JR化後に豪華化
国鉄時代に全国に広まり定着したブルートレインもバブル期に入り、見劣りするようになってきました。1988年の青函トンネル開通に合わせて、そのイメージを払しょくするべく、東京-札幌間に「北斗星」、大阪-札幌間に「トワイライトエクスプレス」が登場します。両者とも内装、外装をリニュアルされ、豪華な演出がされました。1号車にスウィートホームの設定やシャワー室などの設備、食堂車にも専属シェフをつけコース料理を提供するようになります。

・夜行バスに対抗するために居住性を重視
1998年、老朽化しているブルートレインのイメージ払しょくと設備更新により夜行移動のシェアと取り戻すため、東京-高松間に「サンライズ瀬戸」東京-出雲市間に「サンライズ出雲」がそれぞれ登場しました。新造した電車により、今まで古びたブルートレインのイメージだった寝台特急の印象を変えることができました。ビジネスホテル並みの設備をもったシングルデラックス(1万3千円程度)から、フェリーのように簡易的な仕切りがあるノビノビ座席(6千円程度)と価格帯別に5種類の座席を用意し、多様なニーズにこたえた車両が登場しました。

 

さかのぼってみると時代背景に合わせて、寝台特急も進化していたことがわかります。このことからわかるようにクルーズトレインも時代のニーズに合わせて登場したということが言えますね。