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ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

宅配ボックスが配送業者を救う救世主か?再配送依頼する気軽さを考えたら、普及するまでに時間かかりそうだと思った話。

www.itmedia.co.jp

また、宅配問題を一つ考えてみたいと思います。

パナソニック宅配ボックス設置(一戸建て用宅配ボックス「COMBO」)の設置実験をしていたようです。そもそも、宅配ボックスの仕組みは下記画像のようになっているようです。

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受取側と配送側、双方のメリットは「再配送をなくすことができる」というところが大きいですね。受取側でも再配送依頼をするのは面倒な手続きで、再配送を指定した時間は荷物を受け取るまで家にいなければならず、時間の制約がどうしてもかかってしまいます。
配送側は不在だった場合は再度、指定された時間に再配送しなければらないという、2度手間を省くことができます。
実際、上記記事でもあった通り、再配送率を49%から8%に減少させることに成功したようです。
推測ですが、再配送になった8%は宅配ボックスに入らなかった荷物の再配送だと思われますので、これはかなり効果的なのではないでしょうか。

 

宅配量増加問題で、人材不足と並んで問題視されているのがこの「再配送」のシステムです。
前回記事(クロネコヤマトも大ピンチ。ドライバー不足×宅配量増加=キャパシティオーバー。モーダブルシフトして少しでも効率化を図るようです。)でも触れましたが、既存の配送業者のシステムは人海戦術に頼るオペレーションであるために宅配量が増加してしまうと、人手不足の現在はキャパシティをオーバーしている状態になってしまっています。
また、それと合わせて再配送が多いということが大きな問題になっています。
※参考記事

news.nifty.com

この再配送を大幅に減らせるとなると、配送業者としては朗報になるのではないのでしょうか。

問題はだれがこの宅配ボックスを普及させるかという問題です。
確かに顧客としてもあれば利便性が高い宅配ボックスですが、実際に販売するとなると、以下の問題で一般家庭には売れない可能性が高いと思います。

宅配ボックスを設置するスペースの捻出
・「今の配送業者の再配達依頼すればこと足りるじゃん」という既存意識を大きくひっくり返さなければならない。
・販売価格によっては顧客に費用対効果を表すメリットが再配送の手間なしだけでは薄い。

もちろん、これから新築される住宅には需要は出る可能性はあると思います。しかし、既存住宅へ普及させるにはこの問題をいかに魅力的に変える売り方、消費者の経費負担を減らすマーケット手法(スポンサーを募り無償で貸与やキャンペーン展開など?)が求められそうです。

それでは今回もこれでお開きです。

 

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