ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

【LittleStaff】本屋専用ファンクラブサイトサービスが始まります。良サービスなのでぜひとも拡散を!

スポンサーリンク
 

little-staff.hatenablog.com

 

個人書店を支援する新たなサービスを立ち上げようとされている方がおり、素晴らしいサービスになるのではないかと思いましたので記事にさせていただきました。

それが、ワンコインから参加できる本屋限定ファンクラブ | LittleStaffです。

このサービス、なにかと言いますと「棚作りがされている本屋さんの売場、棚画像を見ることができる」「月額500円で自分の好きな本屋を応援することができる」というサービスです。
ネットが発達した現在でも良質な情報を手に入れるためには日々書店に立ち寄り、自分が欲しい情報を有している棚を見て、「この本気になるな」っていう本との偶然の出会いから新たな知識を得たりする場合が多いかと思います。

書店で完成されている棚を見るということは実はかなりの価値があるはずです。

また、出版不況の現在せっかく好きな本屋ができて日々通っていてもある日閉店していたということが起こりえるかと思います。
好きな本屋さんに月額のクラウドファンディングする感覚でしょうか。

さて、このサービスの仮の概要は以下の通りです。転記させていただきます本屋さんは平台や面陳の写真を撮ってアップロードします。

〇本屋さんは平台や面陳の写真を撮ってアップロードします
  ・平台や面陳というところがポイントです
  ・お店紹介によくある「雰囲気を伝える店内写真」はなるべく辞めて欲しいです
  ・「本屋に行けない人」が「今どんな本を売っているのか」知るための画像です
〇ユーザーは非ログイン/無料でも投稿画像を閲覧できます
〇ユーザーは本屋さんごとに有料会員になれます
  ・現状は月額500円のみです
〇ユーザーは有料会員になると機能制限が解除されます
  ・例えば画像をブックマーク出来る上限が無制限になる
  ・例えば過去の投稿画像を閲覧できるようになる
  ・無料だと当日の画像しか閲覧できない
  ・この辺りの詳細はまだ仮です

一見するとニッチなサービスに思えるかもしれませんが、読書という普遍的な文化、また近年の独立系本屋のブームにより「売場の様子が見たい」「棚だけを見てみたい」という人が多いかと思います。

また好きなお店を登録し、月額500円支払うとお店からお礼としてウェブマガジンやノベルティなどが届くような仕組みになるそうです。
お礼についてはお店単位で決めるものなので、クラウドファンディングのお礼のようにユニークなもの(例:自分が選書した棚、店に作れますなど)のほうが注目は集まりやすそうです。

好きな人に好きな場所を支えてもらうというシステムになりそうですが、プロスポーツや音楽もファンクラブを作ることにより、不安定な収益を安定させるのでそれと同じようなものですよね。

このサービスが成功した場合、本だけでは粗利が低い(新刊だと約20% その代り返本ができます)わりにその日の売上に頼って商売する不安定さを月額収入が別にあるというのはそれだけでお店が安定できる要素になります。

主催者のかんのさんが本屋の現状と本屋に対する熱い思いを記された記事もあわせて紹介させていただきます。

little-staff.hatenablog.com

まだ、実験段階のようでモニターを行ってくれる書店(新刊、古本どちらもOK)を探しているそうです。

もし、手を挙げる方がいれば本屋専用ファンクラブ (@littlestaff_jp) | Twitterにメンションお願いしますとのことです。

私も実店舗持っていたら手を挙げたいところです。
近い将来、私が実店舗持った時にはもちろん、サービス登録したいと思っています。

それでは今回もこれでお開きです。

スポンサーリンク
 

※関連記事

bosatonozyougi.hatenablog.com

bosatonozyougi.hatenablog.com

bosatonozyougi.hatenablog.com