ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

アルバイト、パートが人手不足。と言う前に待遇改善して魅力的な求人にすれば人が集まりそうなのに・・・。

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深刻な人手不足と最近嘆いているところが多いようですが、そういったところはたいていの場合、その問題を解決するための根本的な問題を解決しようとしていないように私は思います。

例えば、最少人数で回している場合、現在の通常業務に時間ロスがあったり無駄な業務がどれだけあるのかをまず把握して改善する必要があります。
その時間に投入している人に対して業務量と時間が適正になるように人を投入しなければこのように現場が回らないということになるので、最悪の場合は営業時間の短縮をして業務時間と人手のバランスをとる必要があるように思えます。

結局は営業時間に対する人手のバランスが崩壊した状態のままシフトを回した結果、一人当たりの労働量がオーバーしたままの状態になり、元々待遇が悪い環境だとそれが釣り合わなくなり、許容限界を迎えた人から脱落していくような環境になってしまっているのではないのでしょうか。

新しい人が欲しくてもなかなか求人に応募がないということは求人媒体で魅力的な条件の発信や仕事のイメージを伝えることができていないということが要因だと思います。

たいてい人が集まらない求人の多くはこの時間からこの時間を週何回やってねという固定シフトを強要したり、仕事内容について簡素なことしか書いていなかったり、そのうえ、最低賃金ギリギリの条件や低い待遇を提示しているとなると、アルバイト、パートで求人を出す場合はほかの好条件の求人に埋もれてしまいます。

下記記事にアルバイト、パートの人手不足問題についてわかりやすい記事がありましたので記載させていただきます。

diamond.jp

このようにアルバイト、パートの有効求人倍率が過去最高水準までに上がってしまっている現在、人手を獲得するには以下の方法しかないかと思います。

  • 固定シフトを廃止し、フレキシブルなシフト運用を行う。(学生ならテスト期間など配慮したり、主婦なら土日どれかは必ず一日休みがあるなど)
  • 最低時給より多く出し、できたらその地域の平均以上の時給金額を提示する。
  • 月の契約時間数を提示してその時間数内で勤務をしてもらうようにする。(そうすると月のおおよその給料がわかる)
  • 休み希望はほぼ通るようにする。
  • アルバイトでも有給がとれるようにする。
  • 長期休暇を本人の意思でとることができるようにする。

このあたりの待遇面を改善すれば、現在の人手不足の状態でも魅力的な求人にすることはできるのではないのでしょうか。

正社員ですら待遇改善をしなければ人材が流出してしまう時代なのにも関わらず、アルバイト、パートは待遇改善をしないとなると人が集まるわけがありません。

人手不足を嘆いているのであれば、環境の改善と待遇の良化しか方法がないと思います。それを直視せず、「人手不足だ」と嘆いているのはわがままを言っているのと同じようなものですね。

それでは今回もこれでお開きです。

 

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