ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

なぜ社会人(笑)に「バカ」というと猛烈に怒られるのだろうと考えてみた。

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個人的に「社会人」という言葉自体、バカげており、会社に就職したとたんに日本の大人たちは「私は社会人だから」とか本質的な意味をわかっていないと思われる人たちが「社会人」「社会人」「社会人」と自分を定義してはそれを理由に「私は社会人だから常識がある」とか訳の分からないことを言い始める始末です。

どうも「社会人」という言葉を使うのは日本人独自のものらしく、所得格差が広がっている現代ではさっぱり訳が分からない「ガラパゴス語」に成り下がってしまっているように思えます。

また、下記記事でも書きましたが、既存の社会常識から外れた行動をしてしまうと「社会人失格」と徹底的にレッテル貼りをしてくるのも、「社会人」という言葉が大好きな人たちが「社会人失格」とぼやいているだけにも思えます。

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さて、ここから本題になりますが、社会人という言葉をバカの一つ覚えでいう人には大体、「自分は正社員として働いて、苦しいことを乗り越えることができるから偉い」という自尊心の塊だと私は思います。

「自分は正社員という社会的に保障された身分であり、クレジットカードを持つことができるし、ローンだって組むことができる。仕事は責任ある仕事を任されており、自分がいなければ仕事が回らない」

という社会的に信用されていることや保障されていることを盾にするのが好きです。

契約社員やアルバイト、派遣なんて不安定なことやって一体なにになるの?そんなもの社会的地位なんてないし、責任ない仕事ばかりしていったい何になるんだ?さっさと自立しろよ」

と社会的な保証が薄い契約社員やアルバイト、派遣などはひたすら社会的信用がないからと馬鹿にします。
さらに、こうした正社員以外で一定の給与をもらって、低所得ではあるけどそれに納得してミニマムに生きている人も一定数いるにも関わらず、それを無視して職業は「非正規社員です」と言ったとたんに目の敵にしてきます。

 こういう人に対して、こうした視野の狭い考え方しかできなくて「バカ」だろと言うと猛烈に怒り狂うように反論してきます。
そこでキレる時点で人としての器がわかってしまう、ある意味「バカ発見器」みたいになりますが、本人は自分の傷つけられた「社会人」としての価値観やプライドを守るために必死になります。
こういう人はかわいそうなことに自分が「社会人である」ということが誇らしく、まじめで凄いことをしていると思い込んでいるのでしょう。

私自身、正社員で働いた後、契約社員に戻った途端、こうした思考の持ち主から熾烈のごとく「しっかりしろよ」とか「安定しない仕事はダメだね」と多数の人から言われました。
自分でいろんな事情があり、考慮した結果、自分で最良の選択をしたつもりで話しているのにも関わらず、すでに崩壊している「一億総中流」時代の価値観のまま物事を測られて人の人生に口出ししてくるのには腹が立ちます。
だから、そうやって古い時代の価値観のまま話してきて、いい加減なことしか言わない人(社会人だと自負している人)には徹底的に反論して、お前は「バカ」なんじゃないと直接的に言ったり間接的に言ったりします。
大体、「バカ」と言われた側は自分の価値観を信じて疑わない思考停止している人なので勝手にイラついています。(私自身の言い方もあるかと思いますが、、、)

会社に守られる時代もとっくに終わっているはずなのに、なぜ「社会人」という冠が正しいと思ってしまうのでしょうか。

それでは今回もこれでお開きです。

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