ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

入社数か月でバックレされる職場は自身の職場が異常な場所であることを自覚したほうがいい。

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確かに、たった数か月で職場を退社することはあまりよくないことだと思います。現代だと退社した本人も退社された会社側も双方が得をしないつまらない結果になってしまいます。

数か月在籍しただけで退社した側は職歴としてカウントされてしまい、それを何度も繰り返してしまうと、「あきっぽくて長く続かない人」と採用時にレッテルを張られ、次の職場への転職が厳しくなるといわれています。

しかし、職場や仕事の適正がなく、合わないと感じたまま働くことはとてもつらい日々を送ることになります。ましてや長時間労働が当たり前の世の中で、一日の半日程度を嫌なこと、自分のタメにならない(スキルアップにならない)ことで潰してしまうのはとてももったいないです。
これで待遇も低く、スキルアップにならならいと労働者にとってデメリットだらけなら会社に人生の時間泥棒をされていることになります。

さらに、自分と価値観の合わない職場の場合、その職場で働いている人の価値観が全く合わず、低レベルに思える思考で職場が支配されていることが大半です。

それに気が付いた人が「ここにいては危ない」「ここは自分の居場所ではない」と思いに至るのには1か月も必要とせずわかり、数か月で退職する運びになるかと思います。

つまり、問題があるのは「新人にバックレされた」と言っている職場自体が魅力的でないということです。業務では旧態依然の非効率的なことばかり行っていたり、指揮系統に乱れがあったり、細かな決まり事でがんじがらめにしていたりと職場の風通しがよくなく、すごくやりにくい環境を押し付けられたりします。
また、職場の人自体が魅力的ではなく、現代の考え方からかけ離れたような価値観(男尊女卑の考え方や車や家をローンを組んで買うことが正しい生き方と信じて疑っていないなど、20~30年前の価値観で思考が止まっている)しかおらず、話が合わない、昔の考え方から思考が停止しており、話が通じず、それに気が付いた新人は自然と職場の中でも浮いてしまいます。

また、若い人でもこんな劣悪な環境で社歴を作っていれば、自然とこうした考えがストップした思考が「これが社会の考え方なんだ」と思い込み、そうした価値観を他者にも押し付けてしまいます。
考え方が古い人ばかりが集まる場所で一日の半日を過ごし、その人たちと飲みに行ったりすると若者でも元々思考停止している人(外部情報に疎い)なら古い思考を洗脳され、その会社での価値観が世の中では一番正しいことだと誤認したまま、腐った思考でその会社に居続け、自分のプライベートの時間ですら古い価値観を元に人生の選択をしていきます。(私は20代ですが、ブラック企業に入っている友人の何人かはそうして価値観がおかしくなっていきました。)

そんな環境に新人として入社した場合、気が付く人はすぐに気が付いて「やばいところだ」ってなり、自分がそれに染まらないうちにとっとと逃げるのが一番いいという結果になります。
「数か月でバックレされて最低だ」と人の所為にする前に自分の環境が外部から見たらどれだけ異常なところなのかを一度考えるべきではないでしょうか。

それでは今回もこれでお開きです。

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