ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

「5千円札切れているので千円札でお返しします」→「どうしてないの!」という人は大体バカだと思う。

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レジを操作していて、いくら5千円札を十分に準備していても給料日である五十日(ごとおび)になるとどうしても瞬間的に1万円札での会計が多く、5千円札はよく切らしてしまいます。

ショッピングセンターなどのテナントとして出店しているお店では両替機があるため、5千円札が切れたとき、すぐに5千円札を準備することができますが、これがロードサイド店やショッピングセンターに出店していないお店では両替機のある銀行の立地や銀行に行くための人手などを考えると半分サバイバル状態になるかと思います。

コンビニなどでも自店の金庫に釣銭準備金はある程度あるかとは思いますが、それでも5千円札がある程度高額な紙幣のため、あらかじめ準備できる枚数にも限度があります。

私がレジ接客をしていたときもよく、5千円札は切れ、その際には「5千円札が切れているため、申し訳ございませんが千円札でのお返しいたします」と案内します。

しかし、時に「どうしてないの!」と高圧的に聞き返されることがあります。

・・・。

どうしてって言われてもないものはないですから、こちらも平謝りです。

結局、お客様も千円札でお釣りをもらわなければどうしようもならないわけで大体、そういった人は不機嫌をあらわにして千円札のお釣りを受け取ります。

これが銀行なら「なんで5千円札切らしているんだ」と言うならわかります。銀行はお札を提供する場所であるからです。
でも、これを普通の小売店で言うのはお門違いじゃありませんか?

確かに準備しきれなかった小売店も多少悪いかと思います。しかしですよ、お釣りを返せたらそれで十分じゃありませんか?

そんな些細なことで不機嫌をぶつけられてはこっちもたまったもんじゃありません。なんでもあると思っていたら間違いなのです。「お客様が神様」である立場を乱用して、ないものねだりしているにすぎません。

「どうしてないの」ということで5千円札を切らしている悪いお店を叱ってやったと思っている人もいるのでしょうが、そういうつもりでそのセリフを言っているのなら、「私はバカです」と言っているのと同じようなものです。

なんでもかんでも善悪感情で物事を決めて、これは〇、これは×と言っていたらキリがありません。そういう思考に縛られて生きているということが恥ずかしくないのか疑問です。

ですから、コンビニをはじめとする小売店が5千円札を切らしていても「繁盛している証拠だね」と大きな心で受け止めて千円札のお釣りをもらってほしいものです。

それでは今回もこれでお開きです。

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