ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

【コンパクトシティ失敗問題】郊外に人の流れが取られているというなら、その郊外に中心部を遷都すればいいのではって極論について。

スポンサーリンク
 

news.yahoo.co.jp

コンパクトシティが失敗と言われているのは結局は当初の予定よりも反対派の意見などあらゆる障害が起こってしまい、計画よりも中途半端な状態で構想が終わってしまったところにあるとこの記事を読み思いました。

このブログでも以前にアウガ青森のことについて記事にしたときにも書きましたが、私はコンパクトシティはこれからの人口減少、高齢化社会において都市機能を維持するために実施したほうがいい施策だと思っています。

bosatonozyougi.hatenablog.com

しかし、地方都市に行くと国道沿いには郊外化を象徴するように多数のチェーン店が出店しており、大型ショッピングモールを中心にマクドナルドやスターバックスなど飲食店の郊外型店舗やホームセンター、スーパーが縦に5キロも続いている風景に誰でも嫌気がさす光景が広がっています。

確かに消費者としては便利です。いろんなお店に用事がある場合、車を少しだけ走らせれば目的のお店を梯子することができます。しかし、大体こうした場所は都市の中心部や住宅地区から区画が離れているため車での移動が基本になっており、他の交通手段はバス路線のみになります。

また、チェーン店が一か所に乱立していることによりその地区に大きな集客力を作り、本来、最高の集客力を誇っていた街の中心部はシャッター通りになってしまいました。

そもそも中心部に人が集まる前提があるからこそ、中心部に集まるように交通網が整備されてきました。鉄道駅をハブにしてバスまたは路面電車が中心部に向けて張り巡らされました。

しかし、郊外に人が集まるようになった今、その前提が崩壊しているのにも関わらず交通網の再編はされず、郊外の大きな人の流れをよりスムーズにすることを考えず交通網の再整備がされていないのが現状です。

街がにぎわっている場所が変わったなら、それに合わせて交通網もそこを起点として路線を再整備すべきです。中心部に影響力がなくなっているなら、影響力のある郊外に人の流れをアシストする交通手段を整備すべきだと思います。

さらに極論を言ってしまえば、チェーン店が乱立し便利になった郊外へ、廃れた中心部にある行政機関も移転させてしまい、発展している郊外の近くにマンションなど住宅区画を整備すればこれで便利なコンパクトシティが出来上がります。
そして鉄道駅だけ残った中心部と発展した郊外にLRTを引っ張ってしまえば、交通アクセスについても問題なくなります。(※もちろん行政機関移転などのコストは度外視ですが、、、)

現状の中途半端な都市設計をどうにかしてほしいものです。

それでは今回もこれでお開きです。

スポンサーリンク
 

※関連記事

bosatonozyougi.hatenablog.com