ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

【技術・美術の教員ゼロ】福岡市「専門教師が不足して授業ができない!」ってホントに打つ手を打ってそれ言ってるのって思った。

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教師も人手不足なのでしょうか。

正直、この記事を見たときに思ったことは打つ手はうったけど、駄目でしたっていう感じが見え見えで本当に打つ手をうってこういう状態になってしまったのか疑問を感じました。

技術、美術教師が大量に定年を迎えることはわかっていたはずです。公立校など教育業界以外の業界でも何年も前から大量退職者の穴埋めが急務になっていました。その問題を解決するために人員の適正化や、それで不足する場合には新卒、中途採用を大幅に増やし補強するような流れになっています。

確かに、中学校の技術、美術の教員免許を取得している人の絶対数が少ないため、補充するのは至難の業かもしれませんが、数年前から正規職員の採用を増やしていればそうした問題は緩和されていたかもしれません。

臨時職員だと複数の学校を兼任することができるとのことですが、市全体で専門科目の教師が極端に不足している状態なのなら、正規の職員も複数の学校の授業を兼任することでカバーできないのでしょうか?(例えば、担任や学年主任などを一時的にポストを外して、空いた時間で複数の学校で授業を行うなど。現場を把握していないため、どうしてもそう思ってしまいます。)

公立校の最大の目的は生徒に不安や負担を与えず、適正な教育を施すのが最大の使命のはずです。にも関わらず目的を提供することができず、ただ、絶対数が少ない技術、美術の教員免許を持っている非正規雇用の臨時職員の募集だけかけて、人材が集まらなかったから、生徒にしわ寄せしようという考え方は正直、甘い考えだと思ってしまいました。

一つの問題を解決するためには時に柔軟に物事を考えて最悪の事態(授業が先送りにされる)を回避すべきだったのではないかと素人目ですが思ってしまいました。

この事例も典型的な保守的な考えから、思考がガチガチになり行動できないために問題を拡大させてしまった例ですね。

問題の本質を解決するには時に大胆さが必要なはずです。今からでも遅くないので、子どもに不安を与えたり、迷惑かからない体制にしてほしいものです。

それでは今回もこれでお開きです。

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