ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

【日本の自殺率は世界一?】変死者数合わせて、約17万人が自殺だとすると自殺死亡率は75.5かもしれません。変死を含めない統計で公表されている可能性について考えてみた。

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news.nifty.com

最新の自殺死亡率統計がでました。残念ながらいつものように先進国としてはぶっちぎりで悪い結果になっています。
日本の統計上では死亡した人が「自殺」として統計されるのは遺書がある場合とのことで、遺書がない場合は自殺として扱われず、「変死」として処理されていると何年も前からネットで言われています。

matome.naver.jp

(確固たる証拠が見つけることができませんでしたのであくまでも仮説ではありますが、、、)
変死が年間15万人いるといわれており、これに自殺者2万人(速報値)を加えると単純計算で17万人の自殺者がいるのではないかということです。
また、これも公式見解を見つけることができませんでしたが、WHOの統計基準では変死の半数をカウントすることになっているようです。(参考:自殺・異状死に関するメモ - Freezing Point

17万人の自殺者で自殺死亡率(10万人÷総人口×(自殺者数+変死者数の半数))を計算してみました。

10万人÷1.27億人×(2.1万人(推定自殺者数)+7.5万人(変死者数の半数)=75.5

自殺死亡率30.8で世界一とされるリトアニアをぶっちぎり、日本の隠れた自殺死亡率は75.5になりました(真っ青)

これはあくまでも仮説にすぎません。今回、このことについて、白黒つけてみたいと思い、この変死を含めた統計基準について調べてみましたが、私の検索スキルではWHOの公式見解として変死を含めた統計にしていると断言されている文書を見つけることができませんでした。

しかし、統計的な観点からみて世界統計基準に変死が含まれていないほうが不自然だと思うので日本の統計自体が意図して変死を含めない数字で公表している可能性があります。(またはもっと別な理由でもあるのでしょうか?)

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自殺はその国の社会的要因が原因を作っているといわれています。もし、変死の大半が自殺が原因だとしたら、日本の社会に決定的な欠落があると認めざるをえない数字です。

私は日本で自殺が多い原因として、現代日本人の思考として善悪感情でものごとを判断しすぎているのが社会全体として閉そく感を作ってしまう悪い作用をつくっているのではと思います。
子どもの時から「学校に行かなければならない」「言うことを聞かなければならない」など洗脳まがいに学校、家庭から言われ、大人になるころには「正社員で就職しなければ一人前ではない」「エリートになることがいいことだ」とか決められたルートしかないものだと価値観を押し付け、少しでもそれから逸脱していたら、集団で個を責めるという善悪判断のみで「人生の良し悪し」を勝手に測ろうとします。

このあたりについては後日別記事で書きたいと思います。

それらが同調圧力を生み出しています。このブログで日本社会について疑問を呈する記事を書くときには善悪感情と同調圧力が大体絡んでいると思います。

ざっと上げただけでもこれだけありました。まだまだありますが、このくらいにします。

日本のゆがみを解消するには相当な改革が必要になってくるかと思います。現代を形成した高度経済成長期から大した変わらない社会システムではすでに限界を超えています。
「日本は世界で最も成功した社会主義国家だ」とゴルバチョフ大統領に揶揄されるくらいですし、そのシステムをいまだに使っている時点でおかしいというわけです。

善悪感情で人を責めることはあまりよくないことですね。

それでは今回もこれでお開きです。

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