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ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

正社員になるための条件多すぎ。なぜスマートに非正規雇用者を正社員に登用しないのだろうか。

anond.hatelabo.jp

これの記事を読んで思ったのが、永遠に非正規雇用者が正社員になることができない状況に置かれてしまっているのは企業は人を営業するための時間埋め合わせのためのコマとしか見ていないことがこのような現状をつくってしまっているとおもいます。会社側は非正規雇用者を正社員登用することをためらいすぎです。

だいたい、このような状況に置かれているのはサービス産業(第三次産業)の会社が多いかと思います。第三次産業は人が集中しているところでなければ商売になりませんので、自然と都市部に集中し、仕事が地方でない人や、やりたい仕事が地方にはない人は自然と人口が多い都市へ一極集中してしまいます。

大体、第三次産業は不景気のあおりを受けて(本当はより多くの利益を生むために人件費をカットしたいという思惑だと思いますが)非正規雇用で労働者を雇います。その労働者を囲うために長時間労働をしてもらう代わりに社会保険をつけて雇用している企業は多くあります。
大体、そうした企業では「正社員登用実績あり」とうたっているにも関わらず、なかなか理由をつけて正社員登用をしません。内部登用のシステムがあいまいになっており、いくらこの仕事が好きで、正社員以上に成績を上げていたとしても正規雇用に切り替えないという現状があります。

会社のシステムが悪いと一言で済ませればそれまでですが、高度経済成長期から続く、終身雇用のシステムや新卒一括採用の日本独自の雇用文化が問題なのかと思います。

日本型雇用と言われる新卒採用から終身雇用で会社の労働力を平均的に維持するのか、それとも、非正規雇用で流動的な雇用をして労働力を維持するのか、その二択がしっかりとされていないのでフルタイムの非正規雇用という矛盾した労働層が生まれてしまっています。

非正規雇用者をフルタイムで労働させ社会保険をつけて、低賃金で雇うということは本質的には正社員で雇っているのとさほど変わりがないはずです。
サービスを運営するために必要な人材(時間の埋め合わせという意味で)会社が求めて非正規雇用でもフルタイムで労働させているということになります。

しかし、人件費を削るために企業が都合よく時間的拘束を労働者に強いているのが企業の本音です。

本当ならサービス維持のために時間を埋める役割でも労働者に対してフルタイムで時間的拘束を強いるということは正社員で雇用すべきことなのだと思います。
しかし、正社員になるには全国転勤は前提で、SPIや問題処理能力の試験をパスして、役員社長に気に入られなければいけないなど、企業側があまりにも条件を提示することが多すぎると思います。

非正規雇用でも人材不足が深刻なら、制度を変えて労働者側に寄り添った社内制度を作り、働きやすい正社員の制度を作り(勤務実績さえ良好であれば、テストなどなくすぐに正社員に登用するシステムや地域限定社員制度を本格的に導入するといった事案に本腰を入れるべきです)、人材定着を図らなければいけない時が来ていると思います。
移民を受け入れない限りは人手不足の状況は年々悪化しているわけですから、欠員が出てしまうと次の労働者を探すのが大変になり、結局は自分の首を絞めていくことになります。

国で行おうとしている「同一賃金同一労働」の策定も大事だと思いますが、地域限定社員を会社内で何割か雇用することを義務化すれば、都市部一極集中を防ぐことができ、地方衰退も救うことができると思うのでそっちもすれば自然と同一賃金同一労働に近いことができるのではと思ってしまいます。

それでは今回もこれでお開きです。

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