ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

ポイントカードが面倒くさい。店独自のポイントカードについて思ったこと

行くお店、行くお店で「当店のポイントカードはございますか?」と聞かれますが、あのわずらわしいと、私は思ってしまいます。
書店で働いていたころもポイントカードを持っているかを聞く側ですらわずらわしいと思っていました。(当時働いていた書店のポイントカードは割引を適応するためにはわざわざレシート発行しなければならないなど、細かいところでオペレーションがものすごく悪いものでした。)

マメな方はもちろん、各店のポイントカードを有効に利用しお得であるサービスを受けています。ポイントカードを把握しカードケースをしっかりと携帯して、新しいお店で消費をするたびに一枚一枚増えていくポイントカードをそのカードケースに収め、逐一探してそのポイントをためることができるのはすごいなって感心してしまいます。

少し要領がいい方はポイントカードサービスが一番優れていると思うサービスのお店を決め、基本的にはそのお店でものを買い、ポイントを一気にためて、サービスを受けるということもします。

私は上記のポイントカードが好きな人とは真逆の考えになってしまいます。たかが、少量の特典を受けるためにいちいちポイントカードのことを気にして商品を選んだり、貯めたポイントを使うためにはわずらわしい作業(例えば、端末で割引券をわざわざ発行しなければならないなど)に時間を使うのが面倒臭く、そして、決定的なのが貯まったポイントに対して、貯まったことに対しての達成感やお得なサービスなどについて、大した興味がないことがポイントカードがわずらわしいと思ってしまう要因だと思います。

しかし、私もすべてのポイントカードを嫌い使っていないわけではありません。クレジットカードやTカードなど複数の加盟店で共通で使えるポイントカードはそのわずらわしさがなく、使っています。

理由は単純です。
管理がしやすいからです。

それらは顧客が煩わしいと思うことを解決することを着想して作られたものなのでとても楽です。
クレジットカードは手元に現金がなくても信用でツケ払いができるサービスであり、Tカードは複数あるポイントカードをまとめたら楽になるからというどちらもシンプルにするための設計です。

店独自にポイントカードを発行するのは店側にしてみたら、リピーター靴りや来店動機付けをするためのただの販促ツールの一つにすぎませんが、それが消費者にどれだけ手間を作っているかまで考えていません。
私は独自のポイントカードを作って、独自の特典サービスを作るより加盟店式ポイントカードサービスやクレジットカードサービスに加盟したほうが消費者のためになります。
そのもらったポイントで消費者は別な消費に使うことができるようになりますし、お店側は店独自のポイントカード運営のために独自のオペレーションを用意しなくてもよくなり、トラブル対処や特典準備などのコストを結果的に双方でwin-winになると思います。

シンプルになることがどれだけ消費者に負担をかけないことになり、結果的にサービス向上につながるのかをお店側は考えるべきだと思います。

それでは今回もこれでお開きです。

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