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ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

書店で給料が上がらない方へ。その独特な商売の知識を使って、独立本屋を作って日本を変えたくありませんか?

 

書店は昔から給料が低く、「35歳限界説」という給与と体力から見て割合が合わず、転職してしまうということが昔よりささやかれています。

なぜかというと、粗利益が書籍では約20%しかなく、出版不況と言われ始めて約20年のうちもどんどん売り上げが下がっていっているからです。
そのため、各社とも新卒の初任給の設定を低くしていたり、昇給についても会社の業績が思わしくないのでもちろん低めに設定されています。ボーナスも雀の涙程度だったりもするわけです。以下、各社の新卒の給料がどれだけなのかというのがわかりやすく書いてあるサイトがありましたので、転記させていただきます。(参照:なぜこんなに?本屋で働く書店員の年収が低すぎる理由

紀伊國屋書店
♦大卒 ¥204,000
修士 ¥214,000
賞与は冬季1.5ヶ月+夏季0.5ヶ月
(業績により変動)
丸善ジュンク堂書店
♦大卒 ¥200,000
(賞与は業績により変動)
ブックファースト
♦大学卒 ¥197,000
♦短大・専門卒 ¥178,800
(各種手当て込み)
宮脇書店
♦大学卒 約¥160,000
(賞与は不明)

 上記の給与は、全国転勤前提の総合職の給与と思われます。会社によっては地域限定社員制度を置いている会社があります。その場合は他の職種と同じようにこれより1~3万程度低めに設定されている傾向にあります。
正直、地方の場合は上記の給与でも高い仕事に見えてしまうため、地域限定社員でも喜んで飛びつくような給与設定ですが、東京基準だと低めの設定ですよね。

ここから本題なのですが、社歴を重ねて、役職就いたとしても給料は低めの設定になっているため、結婚したとしても共働き前提になる可能性が高く、小売店なので年中無休もざらでひどいところだと長期休暇すらまともに取れないところがあり、どうしても仕事中心の生活になってしまいます。

そこで、そのノウハウを生かして、書店員も独立したほうが、心も豊かになるような生活ができるのではないかと思います。
確かにリスクは山のようにありますが、長年培った棚を編集するスキルや書店業界の流通の仕組みなど、たくさんの経験を生かすには結局は本屋でしか発揮することができません。
また、全国転勤前提の暮らしを10年以上も続けて、自分が本当に住みたい場所に住むことができず、全国を2年おきくらいに点々としているのは正直しんどい人にはしんどいと思います。

地方では書店減少が叫ばれています。しかし、書店のナショナルチェーンはそういった地方に出店する余力もありません。
書店業界も美容業界などと同じように自分の腕一本で独立するスタイルを選んでもいい気がします。書店の数が減少している今だからこそ、独立して個人書店を開業するチャンスでもあると私は思います。

この業界は保守的な会社が多く、画期的なことができる会社はごく一部です。今の書店業界は売り上げ減少に焦っており、なんでも利益重視になってしまい、本質的に「出店した地域に役立つ書店作り」というのを忘れているような気がします。その本質を忘れていしまっているからこそ、地域の人にそっぽ向かれてしまっているのではないのでしょうか?
会社に頼らずに自分自身で画期的な本屋や自分の選んだ地域に貢献できるような本屋をつくってこそ本物の書店員だと私は思います。

なので、給料と仕事量が合わない書店員の方、ぜひ独立という道を選んでみてはいかがでしょうか。
私もそのうち本屋つくります。

それでは今回もこれでお開きです。

 

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