ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

就活でやりたいことがなく、都会にいる意味を見出すことができないなら地方に行ったら案外やりたいことが見つかるかもしれないと考えてみた。

 

2018年卒の就職活動解禁日が3月1日にスタートしてもうすぐ一か月程度が経ちますね。今年の4月入社予定である2017年大学卒の就職内定率は近年の中では就職内定率が高かったようですね。

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しかし、中には内定をもらっていても本当にこの会社に入るべきか迷っていたり、ただ、目的もなく食えればいいやと内定もらった企業に就職しようとするような人が多いかと思います。
就職活動期間中に散々、自己分析をやらされたりキャリアと生涯年収について散々話を聞かされたり、インターンシップやら会社説明会に多く出向いたりとどうしても就職活動中心の生活になっていくかと思います。

日本での「就職活動」とは東京や大阪など大都市圏を中心にして考えられています。例えば、就職参考書についても、主に大企業の傾向を基準に記載されているため、みんながみんな、就職マナーだとか言って、黒スーツに黒髪、似たり寄ったりの髪型、化粧で会社説明会や面接に出向きます。
ニュースでよく合同会社説明会の様子が映し出されますが、どの人も黒いスーツ、黒上で同じ髪型をしており、あの異様な感じは何なんだろうと毎年ニュースをみて思います。葬式かよって思ってしまいます。

日本の同調圧力が出ているいい例でもありますよね。

大学や就職セミナーの場ではとにかく学生をせかします。
内定をもらっていい会社に行こう!と内定をもらうことで人生の活路が見えるとまるで宗教のように教え込んでいます。
内定をもらうためにはこうして、あーしてっていうマナー紛いのことばかり教えて、肝心な「自分の人生をどのように設計するか」ということに話題がフォーカスされていません。

以前も書きましたが、どうすれば自己実現ができるか、どのようにすれば自分が人生においてこれをしなければならないとか、これを極めるんだというミッションの見つけ方を全くこういう場では教えようとしません。

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例えば、一年間いろんなところでアルバイトをしてみて、どの業種が自分の得意分野や能力に合致するかとか、異国にわたって、異国の価値観を体験してみるとか、ボランティア活動をしてみるとかそういった気付きを与える経験の仕方を大学や就職セミナーでは教えてくれません。

自活するために中途半端に就職したところで就職先が全く自分に不要なスキルを提供してくれるところだったり、ブラック企業につかまって駒として働いてもなにも自分のためにならないと思います。(気づきは与えてくれるかもしれませんが、、、)

なにも自分に対して、ミッションが描けず、内定もらってなんとなく入ってしまった、東京や大阪など大都会でブラック企業につかまるくらいなら、5大都市圏から離れて自分が知らない地方に思い切って移住して、新しい気付きや人生のミッションを見つけるために思い切って、その地方で就職するのもありかもしれません。
例えば、人口30万人程度ある地方都市だとギリギリ街として機能があるので、意外にも働き口があります。(それ以下の人口規模だと働き口も少なくなってきます)
さらに、地方のほとんどは過疎化で20~30代が人口構造として少なくなっており、都会での就職活動より、職にありつける可能性があります。(非正規雇用も含めて)
また、生活にかかるお金が都会より少なくて済むのも利点だと思います。(家賃、食費など)

その街が気に入らなかったら、また別な場所に移住すればいいだけの話です。
転勤がある企業就職することと比べて、地方都市で就職をすることは自分で気に入った街を選択できる点だと思います。
もし、大都市で自分のやりたいことがわからない状態で内定をもらってあぐねている方は思い切って地方に行ってみるのはどうでしょうか?

それでは今回もこれでお開きです。

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