ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

東京で雪が降ると、雪国の人は「北から目線」でニュースをみるのか考えてみた。

news.yahoo.co.jp

 

まだ春とはいかないわけですね。東京の終雪を調べたところ、例年の平均では3月10日が終雪とされているようですので、平均よりは少し遅くなるようです。もっとも遅い降雪日は1967年、1969年、2010年それぞれで観測した4月17日が一番遅い記録のようです。

関東など雪に弱い都市に雪が降ると、雪に強い地域(甲信越や東北、北海道など)に住んでいる方々は「どうして、たったこれだけの雪でひーひー言っているの?」といわゆる「北から目線」と言われるものがあります。
これは、ツイッターが普及してからネットのスラングみたいに広く定着したようです。

j-town.net

私は北海道出身ですが、正直、この「北から目線」になる気持ちもわかりますし、東京などは暑さに強い家づくり(風通しがよくて、エアコンしかない)になっているので、冬はむしろ北海道より寒く過ごすことになることもわかるので、一概に北から目線にはなれません。

いつも思うのが、正直、東京へのひがみ?みたいなものもあるかと思います。(日本の一極集中政策が悪い気がしますが、今回は触れません)
たとえば、地方で大きな災害があっても全国ニュースではあまり大きく報道されないかと思いきや、東京で雪が5センチ降ると災害として大きく取り上げます。
もちろん、日本の人口の1/4以上住んでいる場所なので本来なら何ら問題はないはずですが、「5センチの雪で泣き言いってなんじゃそりゃ」っていう東京の住環境や都市機能が雪対策されていないことを考えずに思ってしまいます。
それを地域という概念を超えるツイッターなどSNSツールでなにも考えずに「こんな雪で」とかつぶやいてしまうと配慮がないだの、北から目線でむかつくなどなど言われてしまうわけです。

雪に慣れていないから凍った路上で転んでしまうのも危険なことですし、なにより雪が降るところでは雪の上でも滑らない靴を履いて外出していることをすっぽり忘れてしまっています。

北から目線で話をしたいときは、雪国のコミュニティの中だけが好ましいと思いました。そういった話をしないのが無難ですが、話したい気持ちもわかります。

今回もこれでお開きです。