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ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

元書店員が自分が理想の本屋を作るとしたら、妄想してみた。

お題「自分の本屋を作るとしたら」

10~20坪くらいで一人でひっそりと新刊本屋やってみたいですね。
最近はやっている独立系の本屋は東京、大阪、京都、福岡など都市部に集中しているイメージがあります。私の地元は北海道です。北海道は札幌でも新刊本屋の独立系書店はほぼ例がないのが実情です。札幌はむしろ独立系の古本屋が多く、地下歩行空間などで活発にやっているようです。(下記その活動のツイッターアカウントです。)

twitter.com

 

妄想の話に戻ります。以下にこんな感じでやってみたいということを箇条書きしてみました。

  • お店の大きさ 10~20坪程度
  • 店内イメージ 昭和の純喫茶のようなシックなテイストでソファに座ってゆったり本が読めるスペースを作りたいです。
  • 出店場所 札幌または北海道地方都市(小樽、函館とか歴史がある都市もいいですね)
  • レイアウト 1辺の壁面に背の高い本棚と店内真ん中に大きめのテーブルを配置。窓側には数台のソファとテーブルを配置。できたら、ロフト席を作りたい。
  • 取り扱い商品 知的で良書が多いちくま文庫でひとつの棚埋めてみたいです。その他、純文学系小説、人文関係(社会学、哲学、心理学など)、ライトな理工書、アート本、絵本、詩集、料理本、アート写真集、ロングセラーのビジネス書などで棚を構成。
    テーブルには話題の文庫、ハードカバー新刊、その時に注目されている特集記事が取り上げられている雑誌(Casa Brutusや& Premium、考える人などなど)

などなど、ざっと思いついたのでこんな感じでした。どんどん構想が膨らんでたのしくなっちゃいますね。
しかし、現実問題として新刊書店のお店を新規に開業する場合は小規模のお店でも1000万円程度必要ともいわれています。
なぜそんなにお金がかかるかというと、書店を開業するにはまず、本の問屋さん(取次店)と契約をする必要があります。本の流通ルートは以下の通りです。

出版社→問屋(取次店)→書店

このようなルートになっています。新刊本は基本、仕入れて売れ残ってしまった商品は上記の逆のルートをたどり、出版社へ返品することができます。
返品することができるシステムなので、お店を新規開業する際は取次店に保証金として、初回仕入れた金額の約2倍程度必要と言われています。(これは一概ではなく、坪数や契約内容によって変わってきます)
そのため、莫大なお金がかかります。

しかし、最近では取次店通さないで雑貨や食品の仕入れと同じように本を買い切りで仕入れることができる問屋さんもあるようなので、うまく行えば低予算でも開業することも可能になりました。

b2b.kfkyokai.co.jp

 

新刊書店を開業するには正直敷居が狭いのが現状です。しかし、ある程度のお金と工夫と書店の経験(アルバイトでもいいので肌で業界のシステムをなれるという意味です)があれば本屋は開業することができるでしょう。

今回もこれでお開きです。

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※関連書籍

>これからの本屋 between reader and bookseller

 

>本屋、はじめました [ 辻山良雄 ]

 

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