ぼさとの定規

元書店員ぼさとが社会のこと、書店のことなど、思ったことを書いていきたいと思います。

ストレス社会を生き抜くとかよく言われているが、結局、それってストレス過多の環境に身を置いているからストレスがかかるんでしょ?なら、環境を変えてみたらって思った。

日本人は何に対してストレスを抱いてるのでしょうか。人間関係?仕事量?ワークバランス?低賃金?などなど今の日本には人間の心をゆがませる要因がたくさん心当たりがありすぎて、何をもってストレスがない状態なのかよくわからないですよね。
ストレスがあるから、幸福度も低く数字が出てくるのかと思ったら最新の数字では幸福度指数52で世界ランクは28位のようです。G7加盟国のなかではカナダに次いで2位の幸福度のようです。

www.huffingtonpost.jp


幸福度のデータは一国の全所得層を対象にしているので、マクロに見るには適していないという欠点はありますが、世界平均が56なので、平均より少し低いくらいの数字となっており平凡といえば平凡です。

数字で幸福度を見ると「ちょっと何かが足りていない程度の普通の幸福を感じている」という感じに見えますよね。
いま、このように言える人は本当に多数を占めているのか疑問です。これだけ富裕層と貧困層が二極化し、中間層が少なくなっているはずの現代です。さらに、どの層も日本の長時間勤務など仕事に偏っているライフスタイルを送っており、ストレス過多の生活を送っているのになぜ、平凡な生活を送ることができていると感じているのでしょうか。

おそらく、それが「あたりまえ」という考えが蔓延していて、自分の限界が車で働かなければならないという人が多すぎるのではないかと思います。

しかし、我慢して働いても今の若年層は似合った給与は与えられず、生活を保障されるような暮らしすら危うい人もたくさんいます。年収300万円以下が4割もいます。その給与すら、年金や市民税、社会保険料、消費税etc...たくさん引かれ、国民負担率は40%を超えています。(参照:日本の国民負担率 欧米比較で低いという主張は根拠に乏しい | マイナビニュース

働けど、奴隷のような賃金で働かされ、働いたお金の半分が国に持っていかれるということがいかに本末転倒かわかるデータですね。

 

日本で職について働くとこれだけ搾取されるともいうことができます。しかも貴重な自分が生きている時間をわけのわからないお金(自分が働くことで企業や国が儲けるお金)のために人生奪われるなんてバカバカしくないですか?

こうしたストレスフルな社会を少しでも頼らない方法を自分で作るべきだと私は思いました。貴重な時間を奪われて人生で大切な時間(遊ぶことや挑戦すること、家族と過ごすなど)を奪われるより、「なりわい」を形成して自分で生きていく力をつけて多少貧乏でも楽しく暮らせたほうがいいのではないかと思いました。

今も日本の教育は「いい大学にでて、いい会社に就くことが社会人」という概念を押し付けてきます。日本人特有の言葉である「社会人」とはそれを指し、フリーターやニートのことを社会人とは言わない。そういう風潮がまた、生きづらくストレスフルな社会にしています。
それらと決別できる人がたくさん増えれば、「ストレス社会」は死語になり穏便に暮らすことができるかもしれません。

まずは私自身がそのストレスからどうやって抜けるかを考えたいと思いました。

今回もこれでお開きです。

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